[快速廃止] 12月17日、阪急ダイヤ改正 [準特急爆誕]
そのうち大きな変更点として、京都線の快速の名称を急行に変更し、停車駅に西京極を追加するというものがあります。
阪急電鉄による公式発表
やっぱり快速は急行だった!
その前回の記事にて、この快速という種別は事実上の急行ではないのか?と私の見方を述べましたが、やはりそうだったようです。
伝統の急行が復活し、快速の青い種別表示は姿を消します。
急行、西京極停車の意義
快速から急行への名称変更と共に、西京極が停車駅に追加されました。
これの意義について考えてみましょう。
大阪梅田から西京極へ行く事を仮定して、日中の場合は
大阪梅田 -- <特急> -- 桂 -- <準急> -- 西京極
というふうに桂で準急に接続し、一駅だけ乗って西京極にたどり着きます。
しかし、夕ラッシュ時は
大阪梅田 -- <通勤特急 or 快速急行 or 快速> -- 長岡天神 -- <準急 or 普通> -- 西京極
というふうに、長岡天神での接続となるため、5駅も各駅停車に揺られる事になり、日中よりラッシュ時の方が不便になるということが起こります。
おそらく今回改正による急行の西京極停車化は、この状態を改善する意図があると思われます。
他にも大きな変更多数
今回の改正では、快速の消滅以外にも大きな変更があります。
快速急行が準特急に
「座席指定サービスの開始を見据えた変更」として、快速急行が準特急に名称変更されました。
座席指定サービスは、2024年を目標に通勤特急、特急、準特急に導入するとしています。
準特急への名称変更は、座席指定サービスを開始した際、指定席車の有無を利用客に分かりやすくするために「〇特急」という名称に統一する意図があるようです。
準特急というと京王を思い出す鉄道ファンも多いはず。 |
快速特急Aの廃止、ついに6300系が本線から完全撤退
6300系を使用した「京とれいん」こと快速特急Aが廃止となり、観光列車の運転は「京とれいん 雅洛」こと快速特急のみとなります。
京とれいんは、京都線の特急運用を離脱した6300系を改造して誕生した観光列車ですが、種車の6300系の扉位置が一般の車両と違うため、既にホームドアを設置している十三駅には停車出来ません。そのため、扉位置が一般車と同じで、十三に停車可能な京とれいん雅洛と種別を分けていました。
この快速特急A廃止の意味するところ、それは6300系の老朽化もありますが、ホームドア設置を推進するという宣言のようにも取れます。
10両編成廃止
平日朝に設定されている10両編成の列車を8両編成に変更、10両編成の列車は廃止となりまました。
桂で切り離しを行う10両編成の列車ですが、この光景も見られなくなります。
久々の大きな改正
これらの他にも、列車の増発、時間の変更など多数ありますが、今回の改正は将来への布石となる大きな変更も含まれたものになりました。
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