夕日の名所に行ったら京都市電の遺構に会った話
金戒光明寺。平安神宮のある岡崎の少し北、黒谷と呼ばれる場所にある浄土宗のお寺です。
市民からは「黒谷さん」とも呼ばれるこのお寺。夕日が美しいことでも有名です。
境内の墓所からの眺めは素晴らしいものがあります。
京都市電の敷石
参道を歩いていくと、ある説明書きに目が行きます。
横にある親柱が、四条堀川にあったものだということ。参道の石畳には市電廃止時に払い下げられた敷石が多数使用されているということが書かれています。
書き方からして、全ての敷石が市電のものということでは無さそうですが、自分の足元を支えている石が嘗ては市電を支えていたと考えると不思議な気持ちになります。
夕暮れ時に沢山の人々を運んだ市電。そんな市電の敷石も、今はお寺の凛とした静けさの中です。
アフロ阿弥陀
話は変わってもう一つの金戒光明寺の名物、アフロ阿弥陀の話。
正式な名前は五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゅいあみだぶつ)。
阿弥陀如来というと、極楽浄土へ導く仏様です。浄土宗では「南無阿弥陀仏」と唱えて、阿弥陀如来による極楽浄土への救済を願うわけですが、当の阿弥陀様もすべての衆生を救いたいと長い時間熟慮を重ねて仏となりました。
その長い時間とはどれくらいの時間かというのが五劫というやつで、一劫が「約2千km四方の大岩を100年に一度衣で一撫でし、その岩がなくなるよりも長い時間」というよくわからない長さです。五劫というのはその5倍ですから、途方もなく長い時間であるということだけはよくわかります。
阿弥陀様はあまりにも長い時間考え続けた結果、髪の毛がアフロみたいになってしまいました。その様子をとらえたのが五劫思惟阿弥陀仏というわけです。
阿弥陀如来というと、極楽浄土へ導く仏様です。浄土宗では「南無阿弥陀仏」と唱えて、阿弥陀如来による極楽浄土への救済を願うわけですが、当の阿弥陀様もすべての衆生を救いたいと長い時間熟慮を重ねて仏となりました。
その長い時間とはどれくらいの時間かというのが五劫というやつで、一劫が「約2千km四方の大岩を100年に一度衣で一撫でし、その岩がなくなるよりも長い時間」というよくわからない長さです。五劫というのはその5倍ですから、途方もなく長い時間であるということだけはよくわかります。
阿弥陀様はあまりにも長い時間考え続けた結果、髪の毛がアフロみたいになってしまいました。その様子をとらえたのが五劫思惟阿弥陀仏というわけです。
非常に珍しいタイプの仏像ですので、お立ち寄りの際は是非ご覧ください。
また、仏像のある場所は個人のお墓の並ぶ墓地ですので、周りの方のご迷惑にならないようご配慮ください。
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